はげましの おたより いっぷう
コッチめあてと 座長あて
いまどき こんな おたよりを
かいて くださるの ししょう ぐらい
あ これ きたばっかりの おてがみで
くらに あった とかじゃ ないですよ
ししょう まきがみ ふだんづかい
この たっぴつに げんきと ゆうきを
いつも いただく わけですが
こんかい とくに しみいります
座長にまで おきづかいを
ししょうも ごこうれい なのですから
きづかい するのは コッチめの ほうで
まことに もうしわけの ないことで
ししょう いわく
どんな事態になっても
すべてを受け入れることによって
いのちは輝き
人間として生きる可能性は
新たに開かれていくものです
失ったら消えたのではなく
失った以上の世界が開けてくるのです
さすが わが ししょう
わがいを えたりで ございます
おしえを しっかと むねに とめ
ひびを あゆんで まいります
おもはずも わがしのおんに ふゆなみだ
東風
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