じつは むずかしいのね
座長 めずらしく よなべして
ばあちゃんがよなべをして
おぼうしあんでくれた
ああ それなのに それなのに
どこかで まちがって やりなおし
これで つごう よんどめに
なんて きびしい みちのり でしょか
まえに コッチめの セーターを
あんで くださった ときですら
こんなに くろう してなかったよな
ものに よって ちがうもんですね
あみものと いえば 昭和のころ
バスや でんしゃで いっしんに
あんでる かたを よく みてた
令和の いまは どうなんでしょ
ひとめ ひとめに おもいを こめる
あの おすがたは いいもの でした
ほほえましくも あたたかい
きもちに なれた こと でした
じつは うらやましかったり する
おとうさんも いたのでは
あれ あみもの するのは じょせいだけ
この じだいに そりゃ ないぞ
よおし ひとつ コッチめも
いっちょ あみもの やってみっか
で わざわざ でんしゃに のって
ひたすら あみあみ してみよか
まずは おだいどこの スポンジかな
きたのうみ りょうしきぶんで あみぼうを
東風
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