だっこひものひも

つねに　おしゃぶり　ふたごたち

じいっと　みてたら　おもいだした

コッチめ　ようちえんじの　ひび

まさしく　こうがんの　びしょうねん

ゆうべには　はっこつと　なることなぞ

しる　よしもなく　しゃぶってた

おしゃぶりこんぶに　にている　それは

いつも　あたまから　たらあんと

おかおの　まえに　たれていた

しぜんと　おくちの　なかへ　イン

ずうっと　わすれて　いたけれど

ほのかな　あじまで　おもいだした

ぬらしちゃ　かわかし　ぬれちゃあ　かわき

じゅくせいされた　あじだったのか

まいにち　あきずに　しゃぶってた

くっさい　昭和の　おはなしでした

おさなごは　かくして　じょうぶに

そういうもんで　ありましょね

おしゃぶりも　あきのみかくと　あらためて

　　　　　　　　　　　　　　　　東風

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